関節リウマチ

私は、「今日の治療薬:南江堂」の創始者である故水島 裕教授に従事して以来、30年間にわたりリウマチ専門医・指導医として関節リウマチ患者様の治療にあたってきました。現在は、リウマチの治療が大変進歩しており、関節症状が全くない状態である「寛解」に導くことができます。最初の目標は、この臨床的な寛解です。治療内容は、内服薬のみの方、生物学的製剤を併用されている方など様々です。臨床的な寛解な先には、X線の評価で骨破壊の進行を止める構造的な寛解があります。さらに当院の治療目標でもある日常生活に支障がない状態にする機能的な寛解があります。機能的な寛解に至るとフルタイムの就労が可 能となり、医療費の心配が大幅に減ります。リウマチの治療の目標はこの3つの寛解になります。さらに症例は少ないですが、生物学的製剤を中止できた症例 (バイオフリー)、治療を中止できた症例(ドラッグフリー)も存在します。「患者様の声」をご参照ください。